やさしい雨
やさしい雨
 
 
最初は下地にした写真のイメージで、もっとくすんだ雨模様の、寒々とした空にする予定でした。その「くすみ具合」が思うように出せなくて、ずっとボツになってた物です。
 
それが小説を書いたら急に挿絵にしたくなって、出したいイメージもがらりと変わって色も全く違う物になりました。するとスイスイ塗れてしまったから不思議な物です。ハッピーエンドの挿絵にしたら自然と暖かい感じの風景にしたくなりました。
 
イメージは春の海。天気雨。霧雨のような雨。
 
小さい上に二人とも後ろ向きの絵なので、ジャンクかなとも思うのですが案外こういう絵本の世界みたいなのは好きだったりします。アナログなら色鉛筆で指で擦りながら描いてみたいですね
(指紋が消えそう)
 
これは「春の日は過ぎゆく」という映画のワンシーンをアレンジしてますが、それとはだいぶ雰囲気が異なります。

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