「うわわわ!何しやがる次元。お前、ほんっとこないだからおかしいじゃないのよ!」
次元の回した手からするりとすり抜けたルパン。
レンガ造りの暖炉の上に飛び乗り、威嚇する猫のように次元を凝視する。
「ち。逃げられたか」
次元は吐き捨てると自分の腰からマグナムを引いた。
「大人しくいう事ききやがれ!」
ガーーンガーーン。
弾の発射と共にルパンはソファーの後ろへと飛び移る。
「待てってば。冗談だろ」
「ほお。さっきのあれを冗談で済ますつもりか」
「からかっただけだって!」
「そんな言い訳ききたかねえな」
いきなり自分の上に圧し掛かった次元。
ルパンは冷や汗を流し、その股間を蹴り上げた。
「いてえ!」
その後、ルパンはあの日次元が壊れた店から、次元の飲んでいた酒を手に入れた。
店のマスターが「ハッテンにはこれがいい」と言ってた気がする。
それがどういう意味だったのかは知らない。
ルパンは思う。自分もこれを飲んだら次元が壊れた理由も判るかもしれない。
でも・・・ちょーーっと怖いな、どうしようかしらん。
幸い、今日は次元も射撃場に出かけていない。
まあ、酒には違いないんだし。
ルパンはコクリと僅かにそれを口に含んだ。
「・・・美味えv」
辛口だが、後味にとろりとくるような甘さがある。次々とルパンはその酒を飲み続けた。・・・と。
「・・・・?」
段々、妙な気分に襲われてきた。
まずい・・・今度はオレが壊れそうだ・・・。
エロは書いてみて難しさ痛感してます。私の文の淡々さが、色気のくどい描写に向かないのにしっかと気づいた。こうなれば会話で盛り上げます。
・・・それってテレクラ・・・。そういや今テレクラってきかないなあ。
6/ 6(Tue) 23:30
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